電子書籍の老舗「ebook japan」ヤフーとの連携強化で44%増収
電子書籍サービスを展開する「イーブックイニシアティブジャパン(以下:イーブック社)」が通期決算を発表しました。
売上高は212億8,100万円(前年比+43.9%)、営業利益は7億9,300万円(同+36.1%)。創業20年の企業としては、かなり大幅な拡大です。
巣篭もり需要が拡大する現在の情勢の中で、今後の追い風を受けそうな領域の一つが「電子書籍」です。
イーブック社は2000年から電子書籍の配信を手がけてきた企業。翌年には(株)手塚プロダクションとも契約。日本の電子書籍におけるパイオニアとして、長年事業を展開してきました。
2003年にはヤフー(株)と提携。2011年に東証マザーズに上場(2013年には一部指定)後、2016年にはヤフーおよびソフトバンクグループによって子会社化されています。
イーブック社が足元でどんな取り組みを進めているのか、決算報告の内容を整理してみましょう。
イーブック社の売上は、大きく2種類に分類することができます。