コロナで76万人に普及!PHRサービスを手がける医療ベンチャー「Welby」
新型コロナウイルスが拡大する中、社会的に高まっているのが医療分野における革新の必要性だ。
医療分野に挑戦するベンチャー企業は数多いが、今回はその中でもPHR(パーソナルヘルスレコード)ツールを提供するWelbyについてご紹介する。
Welbyは2011年に創業した会社だ。
現在も代表を務める創業者・比木武氏は住友商事出身で、2007年に楽天、2009年にはメドピアのCOOに就任、その後設立したのがWelbyである。
2015年には徳島大学と共同で2型糖尿病患者向けのセルフモニタリングシステムを開発。翌年にはシニア向けスマートフォンに「Welbyマイカルテ」のプリインストールを開始している。
2017年にはデジタルガレージ、日本郵政グループへの第三者割当増資を実行、業務提携も結んだ。2年後の2019年、東証マザーズに株式を上場、ちょうど一年強が経ったのが今だ。
上場以来、売上高の急成長を続けてきたWelbyだったが、2019年は売上高が横ばいになってしまった。一方では先行投資のための赤字も拡大し、株式市場からの評価は下がり続けた。
Welbyの事業は大きく2つの部門に分けられる。