AIレンディングで急成長「Upstart」はどのように生まれたか?
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AIレンディングを手がける米企業「Upstart Holdings」が目覚ましい成長を遂げている。
2012年にGoogle出身のデイヴ・ジロウアードが立ち上げ、代表的なレンディングプラットフォームの一つに育て上げた。意外なことに、その出自は「若者向けのクラウドファンディング」サイトだ。
昨年末にはNASDAQへの新規上場を果たし、株価はIPO価格(20ドル)から既に10倍以上に拡大した。実績ある創業経営者と巨大な市場、高い成長性と、魅力を高める要素がいくつもUpstartにはある。
今回の記事では「Upstart」というプラットフォームがどのようにして生まれたか、そのビジョンや沿革を整理する。そして次回の後編で、同社の事業モデルおよび成長戦略についてご紹介したい。