SHIFT 2Q決算:売上1000億円目指し営業強化、エンジニア単価の向上も顕著
SHIFTが4月8日、2020年9月〜2021年2月期決算を発表した。上半期での売上高は前年比58%増の203億円と急拡大が続く一方、営業利益は20%増の14.9億円だった。
四半期での業績推移は上の通り。売上高は高成長が続き、今回初めて100億円の大台を突破した。営業利益は前年比45%増の9.4億円。売上、利益ともに全体として拡大トレンドが続く。
2014年の新規上場以来、SHIFTは日本の新興企業として稀に見る伸び方をしてきた。当初から取り組んできた「ソフトウェアテスト」の範疇にとどまらず、M&Aも活用して対象領域を拡大。
そのSHIFTが目下のマイルストーンに掲げるのが、売上高1,000億円。上のグラフからお分かりの通り、これを達成するためには今の規模からさらに2倍以上の大きさに成長しなくてはならない。
いかにしてSHIFTは高い目標を達成しようとしているのか。果たしてそれは可能なのだろうか?現在の進捗とともに確認していこう。
毎度の確認にはなるが、SHIFTの事業自体は比較的シンプルなものだ。ソフトウェア産業では一般的なクライアントワークが原則であり、顧客数と顧客あたりの単価で事業の伸びが決まる。