成長加速が続く「Zoom」大口顧客向けに『Web会議』を超えた機能を充実
Zoom Video Communicationsが3月1日、2021年1月期(通期)決算を発表した。コロナ禍が続く中、今なお事業の拡大が続いている。
四半期売上高は8.8億ドル(前年比369%)に拡大。営業利益は2.6億ドルと、さらに増加した。
特筆すべきは、4四半期連続で売上成長率が上がり続けているという点だ。本文で詳しく確認するが、背景には大口顧客向けの拡大がある。
巣ごもりの当初は個人向けを中心に需要が高まり、解約率の悪化などが将来懸念として想定された。しかし結果として、足元の業績は力強い。
ご承知の通り、Zoomは昨年最も知名度が向上した企業の一つと言っても過言ではない。そんなZoomが今どんな取り組みを進めているのか、一つずつ確認していこう。
CEOのエリック・ヤンは決算カンファレンスコールの冒頭で「2021年1月期は転換となる一年だった」と2020年を振り返る。