2015年度Splunkの業績
Splunkはサンフランシスコのテクノロジー企業で、企業向けの分析ソフトウェアを販売している。サーバーのログなどを集積させ、分析や検索することがリアルタイムでできるのが特徴。
・2016年1月決算期の売上高は6億6843万ドル、営業損失は2億8792万ドル、純損失は2億7877万ドル
・営業コストのうち5億534万ドルがセールス・マーケティング費用で、今後もガンガン投資していく予定
売上高は6億ドルを超えているが、営業赤字も3億ドル近くまで拡大している。
営業コストの内訳と推移を見てみよう。
こうやってみると、コスト全体の半分以上がセールスとマーケティング(Sales and Marketing)から来ていることがわかる。2015年度の売上高6億6843万ドル、粗利5億5431万ドルに対して、セールス・マーケティングのコストが5億534万ドル。
年次報告書(Form 10-K)の該当している項目をみると、「セールス・マーケティングのコストは主に人件費と施設関連費用からなるが、人件費にはコミッション・フィー(成果報酬)も含まれる。これからもセールスの人件費とマーケティングにはどっさり予算を積むので、まだまだすっごく(in absolute dollarsと書いてある)増えるよ」とのこと。
しばらく黒字にするつもりはなさそうである。それとも、それを上回るスピードで売上が上がる見込みがあるのかな?