将棋の名人に勝利したAI「Ponanza」ビルトイン!日本将棋連盟公認アプリ「将棋ウォーズ」を展開するHEROZが新規上場
人工知能ベンチャーとして有名な「HEROZ」が新規上場することが発表されました。
HEROZは、日本将棋協会公認のゲーム「将棋ウォーズ」を展開する企業として知られています。
チェスや将棋、囲碁などの頭脳型ボードゲームでは、古くから人工知能開発の分野として研究が進められていました。
中でも1997年、IBM社の「DeepBlue」がチェスの世界チャンピオン、ガルリ・カスパロフに勝利したことは歴史に刻まれています。
HEROZが設立されたのは2009年4月のこと。大手ベンチャーキャピタルのジャフコから資金を調達すると、8月にはミクシィ向けアプリを複数リリース。
2012年5月には、人工知能を活用したスマホアプリとして「日本将棋連盟公認 将棋ウォーズ」を公開。
同じく2014年には、4月に人工知能を活用したスマホアプリ「Backgammon Ace」(英語版)、12月に「CHESS HEROZ」(英語版)を公開しています。
HEROZに所属するエンジニアの山本一成氏が開発した「Ponanza」が、2013年に現役プロ棋士に勝利し、さらには2017年には佐藤天彦名人に勝利した事実も知られています。
しかしHEROZは、ボードゲームアプリだけ開発していたわけではありません。