今回は、新規上場が発表されたインターネット企業「ログリー」についてまとめたいと思います。
(会社ホームページ)
ログリーは、2006年5月に設立された会社。
創業者の吉永浩和氏は、大学卒業後にソフトウェア・エンジニアとして働いたのち、情報工学を基礎から学び直すために大学院に入り直します。
当時、『Web2.0』という言葉がはやる中、何かインターネットサービスが作れないかと考えて大学院在学中に会社を設立。
本格的にスタートしたのは2008年、吉永氏が博士課程に入ってからのことでした。
大量のデータを集めて解析し、価値ある情報をアウトプットするレコメンドエンジン『newzia』を開発し、2009年より提供を開始。
ニュースサイトなどの記事の下部に関連記事を表示するタイプのもので、『ITmedia』『Gizmode』『JBPress』などのWebメディアが導入します。
2012年にネイティブ広告プラットフォーム「logly lift」を開始すると、事業の中心となり、2016年には台湾でのOEM提供も開始。
2016年12月には、ユーザーの「再訪」にフォーカスした分析ツール「Loyalfarm」も開始しています。
過去6年間の業績推移を見てみましょう。
この6年で事業規模が急拡大し、2018/3期の売上は16億円、営業利益は1億2546万円に達しています。。4992万円の経常利益も出ています。
今回のエントリでは、業績の急拡大によって東証マザーズに上場した「ログリー」がどのような事業を展開しているのか、発表された資料をもとにまとめてみたいと思います。
まずは、ログリーのメイン事業である『logly lift』とは一体どのようなものなのかを理解する必要があります。