今回は、ゴルフ業界にITを持ち込むことで成長を続けている「ゴルフダイジェスト・オンライン」(GDO)についてまとめていきたいと思います。
(ホームページ)
創業者である石坂信也氏は1966年、東京生まれ。
父親の転勤により幼少期をアメリカで過ごし、13歳で帰国。
成蹊大学を卒業後は三菱商事に入社し、1997年より社内留学制度でハーバード・ビジネススクールへ留学。
1999年にMBAを取得して帰国すると、金融企画部で企業買収やベンチャー投資、ネット証券の立ち上げなどに携わります。
そして2000年1月に三菱商事を退職。
2000年5月に(株)ゴルフダイジェスト・オンラインを設立しています。
ゴルフ場オンライン予約サービスと競技速報コンテンツを開始し、2001年には、ゴルフ用品販売サイト『GDOSHOP.com』をオープン。
そして、早くも2004年4月に東証マザーズに上場を果たします。
2007年1月にGDOクラブ会員が100万人を突破。
2015年9月には東証一部に市場変更を行いました。
2016年11月にはGDOクラブ会員300万人突破。
現在、ゴルフメディアGDOを運営しゴルフ用品販売やゴルフ場予約などで稼いでいます。
では、ゴルフダイジェスト・オンラインの業績を見てみましょう。
売上は一時凹みましたが、2011年以降増収を続けています。
2017/12期の売上高は215億円。営業利益は12億円です。営業利益率も右肩上がりで6%近くまで回復しています。
業績を拡大し続けているゴルフダイジェスト・オンライン。
その多彩な事業・財務状況・今後の戦略についてこれから整理していきたいと思います。
GODはゴルフメディア、ゴルフ用品販売、ゴルフレッスン、ゴルフ場予約を軸として事業を展開しています。
これらのサービスをスマホやPCを通して提供するため、ゴルフ専門のITサービス企業と言えます。