今回はちょっと社名が変わっている「SKIYAKI」の2019年2Q決算について見ていきたいと思います。
社名は読みの通り「スキヤキ」で、坂本九の「上を向いて歩こう」が海外では「SUKIYAKI」の名前で売られていたように海外でも通じる日本語を社名にしています。
常にグローバルな視点でのビジネス創出を目指すという意味が込められているそうです。
SKIYAKIの大株主はツタヤなどを展開しているカルチュア・コンビニエンス・クラブです。
現在の代表取締役である宮瀬卓也氏は早稲田大学の理工学部を卒業して、ソニー・ミュージックエンタテインメントに入社しました。
2002年にトイビィー・エンタテインメントの代表取締役に就任。
2008年、トイビィー・エンタテインメントがアドウェイズに買収されます。
この時、代表取締役ではありませんでしたが、所有していた株式を2億円で売却しています。
(トイビィー・エンタテインメント株式会社の株式取得に関するお知らせ)
売却後、セミリタイアしていましたが2010年に代表取締役に就任しました。
SKIYAKIはアーティストなどを応援している「ファン」のためのサービスをテクノロジーによって実現することで新しいマーケットを創造。
この取り組みを"FanTech"と呼んでおり、FanTech事業がSKIYAKIのコア事業となっています。
(決算説明資料)
ファンクラブやグッズ、チケット、ライブなどファンが好きなアーティストの活動を楽しめる領域全般にチャネルがあります。
最近ではファンの熱量を"bitfan"と呼んでおり、ファンがどれほどそのアーティストが好きかが数値化されています。
bitfanは今年の2月に始まったばかりで、第一弾として岡崎体育がbitfanを導入しています。
岡崎体育といえば、この曲のイメージがすごく強いです。
bitfanですが、例えば有料ファンクラブに入会すると30ポイント、グッズを購入すると購入金額の10%が付与されます。
このシステムは「ファンに優劣をつけるのか!」などの批判の声もあったようで、岡崎体育がブログでコメントしています。
ちなみに溜まったポイントに応じて、会員証がワニ革・サメ革になったり、2ショットチェキや握手などの特典を受けられるようです。
それでは、売上の推移を確認してみましょう。