創業30年で売上高1500億円!流行に敏感なトレンド市場を狙うセレクトショップ「ユナイテッドアローズ」
今回は、数多くのアパレルブランドを展開する「ユナイテッドアローズ」について調べてみたいと思います。
始まりは1989年のことで、元ビームスの重松理氏らにより設立。
社名は、毛利元就の「三本の矢」という例え話に由来しているそうです(矢は1本では簡単に折れるが、3本束ねると折れにくいってやつ)。
翌年、1号店を渋谷区神宮前にオープンすると、1999年には日本証券業協会(現・JASDAQ)に株式を店頭公開。
その後も数多くのアパレルブランドを展開しながら、2002年に東証二部に上場(翌年一部指定)。
現在は国内における代表的なセレクトショップになりました。
1998年度以降の業績推移を見てみます。
売上高は右肩上がりの成長を続け、2016年度には1455億円に達しています。
今回の記事では、ユナイテッドアローズの決算数値や店舗数などの事業データを整理することで、同社の事業を紐解いてみたいと思います。
幸いなことに、ユナイテッドアローズは決算数値をまとめた「データブック」を公開しているので、これを元にいろんな数字をチェックしていきます。
まずは収益について分析したいのですが、大枠を把握するためにグループ全体の店舗数をピックアップしてみます。