企業向けクラウドストレージサービスを展開するBox社はいつ頃黒字化できそうか?損益をシミュレーションしてみる!
企業向けにクラウドストレージサービスを展開するBox社について調べます。
まずはいつも通り、会社の歴史をざっくりとみてみます。
Boxの創業者はアーロン・レヴィ氏で、シアトル近郊にあるワシントン州マーサーアイランドという場所で生まれました。両親はユダヤ系。
レヴィ氏は2004年南カリフォルニア大学のプロジェクトで、企業がどのように情報を管理しているか調査しました。
そこで「企業の情報管理は分断されている」という結論に至り、翌年、20歳の時に学生寮でクラウドストレージ会社「Box」を立ち上げます。
そして10年後の2015年、ニューヨーク証券取引所に株式を上場。現在の時価総額は30億ドルとなっています。
現在はまだまだ営業赤字のBoxですが、売上に対する損失率は徐々に改善しています。
今回のエントリでは、Boxの事業内容と対象マーケットを確認した上で、今までの成長をもとにした今後の損益シミュレーションを行ってみたいと思います。
Boxの事業をシンプルに説明するなら「あらゆるサイズの企業が、クラウド上に情報をセキュアに保存し、どこからでもアクセスできるサービスを提供すること」であり、そのためのSaaS(Software as a Service)を提供しています。