原点は卒論ブログ!?MITコンビの「HubSpot」創業ストーリー(前編)
インターネットの普及によって、企業のマーケティング活動はかつてない変化に直面しています。
電通イージス・ネットワークの調査によると、2018年の広告費は世界全体で6,135億ドル。そのうちデジタルが38.5%で初めてテレビを上回りました。
企業が自社の製品やサービスをどうやって世の中に届けるか頭を悩ませる中で登場したのが「HubSpot」(ティッカーシンボル:HUBS)です。
HubSpotは2006年、ブライアン・ハリガン氏とダーメッシュ・シャア氏によって設立されました。世界で初めて"インバウンド・マーケティング"という概念を提唱し、デジタル時代のマーケティング活動を支援するサービスを展開しています。
彼らは2014年に上場を果たし、2018年には売上が5億ドルを突破。6年で業績規模が10倍にまで拡大しています。
今回は創業コンビの半生をたどりながら"インバウンド・マーケティング"という概念とHubSpot誕生の経緯を追いかけていきたいと思います。
現在もCEOを務めるブライアン・ハリガン氏はマサチューセッツ州・ウェストウッドに生まれます。地元のパブリックスクールに進学し、子供の頃からお隣ボストン州に拠点を置くレッドソックスのファンでした。