空中店舗で急成長の「フィルカンパニー」決算:2025年に売上1,000億円へ
「空中店舗」で成長するフィルカンパニーが、通期決算を発表しました。
売上高は70億2,400万円で前年比+48.2%。営業利益は10億9,600万円で、同じく+72.1%もの増益です。
急成長するフィルカンパニーの事業内容はとてもユニーク。コインパーキングの「上」の未利用空間に「空中店舗」を作るというものです。
1990年代にバブル経済が崩壊すると、不良債権対策としてコインパーキングが拡大。その数は年々増え続けており、今やその数はコンビニと同じ数あるといいます。コインパーキングはメンテナンス費用が小さく、手軽な土地活用の手段として、土地オーナーに人気なのです。
その一方で、今後の日本では都市機能が都心部に集中していくことが予想されます。限られた土地を有効活用するためにも、オーナーの利益という観点でもメリットがあるのが、「コインパーキングの上につくる空中店舗」というアイデアなのです。
空中店舗の利用ケースは、文字通り店舗化して収入を得たり、テナントに貸し出すこともできます。投資回収にかかる時間は非常に早く、表面利回りは平均20%にものぼるといいます。