帝国マイクロソフトを作り上げたビル・ゲイツの半生③マイクロソフト創業前夜

前回の続き)

ビル・ゲイツのハイスクール時代は、ポール・アレンなど友人たちと取り組んだ「学生起業」で占められていた。

飛び抜けて優秀だったゲイツは、難なくハーバード大学への切符を手にし、「25歳までに、まずは100万ドルを稼ぐつもりだ」と豪語。

大学入学が近くにつれ、ゲイツは、アレンとのソフトウェア会社について、真剣に話し合った。

いつの日か、コンピュータがテレビと同じように、家庭でありふれたものになる日が来る。そしてそのコンピュータは、自分たちが作ったソフトウェアを必要とする。

こうした未来像を描きながらも、「自分よりも頭の切れる連中から何か学びたい」と考えて、ハーバード大学に入ったのだった。

自分より賢いヤツに会うためハーバードに

1973年の秋、ハーバード大学に入ったゲイツは、専門科目として「法律学」を選択する。しかし、父親と同じ弁護士になるつもりはなかった。

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