帝国マイクロソフトを作り上げたビル・ゲイツの半生④BASICで覇権を握る
(前回の続き)
1975年、ポピュラー・エレクトロニクス誌が掲載した世界初のマイクロコンピュータ「アルテア 8800」。
これを目にしたビル・ゲイツとポール・アレンは、アルテアで動く「BASIC(当時人気のプログラミング言語)」を実装できると言い、販売元のMITS社に売り込んだ。
アルテア本体が手元にない中での実装という困難な作業だったが、8週間不眠不休で作業してなんとか実現する。
この結果、アレンは1975年の春、MITS社のあったアルバカーキに移り、アルテア用BASICのバグを取り除く作業に取り掛かることになった。
エド・ロバーツのMITS社はもともと、破産寸前だった。