「百貨店」の原型は「関東大震災」と「世界恐慌(=昭和恐慌)」によって確立された?

前回までの続き)

1923年に起こった関東大震災は、日本における「百貨店」のその後に大きな影響を与えた。

震災によって東京の呉服店(≒百貨店)は大きな損害を受けた。多くは建物が倒壊し、それを免れても、その後の火災で店舗が焼け落ちてしまった。こうして、それまで「上流階級」向けに人気を博した大手呉服店は、イチから事業を作り直す必要性に迫られたのである。

被災時のサービスで大衆との距離が近づく

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