サイボウズからMBOのトヨクモ上場へ!kintone連携や安否確認サービスを展開
kintone連携や安否確認サービスを展開するトヨクモが、東証マザーズへの新規上場を承認された。上場日は2020年9月24日(木)を予定している。
業績推移を見ると、売上を中心に大きく伸びている。2020年1〜6月期の売上高は4億9,909万円、経常利益は1億2,653万円。経常利益については現時点で2018年通期売上を上回る成長となった。
トヨクモの設立は2010年だ。サイボウズがクラウドサービス等の新しいサービスを展開することを目的に、100%子会社「サイボウズスタートアップス」として設立された。
2011年12月にクラウドサービス『安全管理サービス』、翌2012年7月にはkintone連携サービスを開始した。
2014年にマネジメントバイアウトによって独立すると、サイボウズの連結範囲外となった。その後サービスの拡充を進め、2019年に商号をトヨクモに変更している。
代表取締役社長の山本裕次氏は2000年にサイボウズに入社。子会社や本社での経営陣経験などを経て、サイボウズスタートアップス設立と同時に現職に就任した。
ちなみに、社名は日本書記に登場する雲の神様「トヨクモノ」が由来だ。クラウドサービスということで「雲」にちなんだ名前をつけるところは、サイボウズのクラウド型業務改善プラットフォーム『kintone』(西遊記の「キン斗雲」)と同じだ。
トヨクモの事業は「法人向けクラウドサービス事業」の単一セグメントで、有償契約数の増加に応じて継続的に収益が積み上がるストック型ビジネスとなっている。
サービス内容は「kintone連携サービス」と「安否確認サービス」の2つ。