Salesforceと提携する「フレクト」が新規上場へ:車載SaaS型事業も展開
株式会社フレクトが11月4日、東証マザーズへの新規上場を承認された。上場日は12月10日を予定している。
フレクトは2005年に設立。創業者は、今も代表を務める黒川幸治氏だ。1979年生まれで、2000年にフィアコミュニケーションズという会社を立ち上げた経歴がある。
2009年にはSalesforce、2013年には同社傘下のHerokuとパートナー契約を締結。2015年にはSalesforce IoTアクセラレータープログラムに登録、「IoTインテグレーションサービス」を開始している。
その後もSalesforce社との関係性は深まり、2015年11月には同社を引受先とする第三者割当増資を実施。2020年には、同じく傘下のMulesoft、今年にはTableauとのパートナー契約を結んだ。
SaaS業界を代表するSalesforceと協業し、新たに上場するフレクトとは一体どんな会社なのだろうか。今回の記事では、開示された資料からその事業モデルや成長戦略について紐解く。