「LEGO」の歴史(前編)おもちゃ帝国はいかにして窮地におちいったか
レゴ

今回は2編に分けて「LEGO」の歴史をご紹介する。もはや説明は不要だが、組み合わせ次第で無限の遊び方ができる玩具「レゴブロック」を扱う会社だ。

対象は基本的に子供と親だが、その魅力にとりつかれる大人も少なくない。今や世界140カ国以上で販売されている大人気のおもちゃだ。創造性や好奇心を育める「知的玩具」として教育現場でも浸透している。

業績も好調で、2020年度は売上と営業利益でともに過去最高を更新。営業利益率は30%の優良企業である。

長年繁栄してきたように思えるレゴグループだが、実を言うと2000年代の初めに倒産の危機に陥っていた歴史がある。前編では、創業の背景や初期の成長、そして転落までのストーリーを整理していきたい。

元々は不況下で大工が始めたおもちゃ事業

続きを読むには

Strainerプレミアムに
ご登録いただく必要があります。

初回30日間無料体験実施中!

無料で続きを読む
または
ログイン