バーティカル決済企業「Flywire」が作り上げた組織文化と今後の課題
複数の領域でバーティカルな決済サービスを展開するFlywire。2021年5月にIPOを果たした、フィンテックの注目企業だ。
前編では同社の創業史、中編では「共通基盤」と「業界別のソリューション」の組み合わせという独自の事業モデルについてご紹介した。
Flywireについて理解する上で不可欠なのが、これまた独特の組織文化だ。スタートアップとしては特異な「成熟した」カルチャーとは一体どんなものか、そして今後の事業課題についてご紹介していきたい。
Flywireは、CEOのMike Massaro(マイク・マサロ)にとって3社目のスタートアップだ。それもあってか、ある意味スタートアップらしからぬ「成熟した」組織文化を醸成している。