リピート率95%!国産高級ペットフードD2C・バイオフィリアCEOに聞く「市場がプレミアム化した理由」
コロナ禍でペットを飼い始めた人が増えている。ペットフード協会の調査によると、2019年の新規飼育頭数は犬・猫合わせて74.4万頭だったが、2021年には88.6万頭に増加した。
合わせてペットフードの流通額も増加しているが、その中身にも変化が起きているようだ。
従来型のドライフードから、より質感のあるウェットフードの売れ行きが伸びた。さらに、プレミアムフードと呼ばれる高付加価値・高価格帯のペットフードが急激に浸透してきている。
プレミアムフードとは、栄養価が高く、添加物を抑えるなど犬の健康を考えたペットフードだ。そのうち、新鮮な野菜や肉を使用した冷凍タイプの手作り風のフレッシュフードは人気で、海外でもスタートアップが急成長している。
そんなフレッシュペットフード市場で、日本で図抜けた成長を遂げているのがバイオフィリア(東京都目黒区)だ。
同社はD2Cで国産フレッシュペットフード「ココグルメ」を開発・販売して成長。年商は14億円に上る。16袋セット(1.6kg)で6402円(税込)、つまり1食400円とペットフードにしては高めの価格帯ながら、会員数を伸ばし続けている。また、今年9月よりイオンペットで販売するなど、チャネルの幅も広げている。
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なぜ今こうしたプレミアムペットフードが売上を伸ばしているのか。その背景とは。バイオフィリア代表取締役CEOの岩橋洸太氏に話を聞いた。