9カ国で急成長するデンタルケアのZenyum アルトペCEO「10年でアジア各国首位に」
創業4年でアジア9カ国・地域の事業展開に乗り出しているデンタルケアスタートアップのZenyum(ゼニュム、シンガポール)。矯正のほか電動歯ブラシといった一般商品も増え、すでにPHILIPSなど大手より人気を集める国もある。
主力のマウスピース矯正は競合よりリーズナブルで、価格は一般的なワイヤー矯正の3分の1。利用者と直接コミュニケーションする独自のオペレーション手法を構築し、安さ・安心を重視する支持者をグローバルで広げている。
2021年に日本にも進出し、アジア各国でさらに足場を増やす準備も加速させる。これまで世界最大VCの米Sequoia Capital、仏LVMHモエヘネシー・ルイヴィトン系のファンドから5500万ドル以上の出資を受けた。
デンタルケア業界に新風を吹き込むゼニュムはどのように生まれ、どこへ向かうのか。来日したドイツ人の創業者Julian Artope(ジュリアン・アルトぺ)CEOがStrainerの取材に応じ、考えを語った。