【Airbnb】40%増収に高収益も両立!2023年に取り組む三つの戦略とは?
Airbnb

バケーションレンタル最大手、エアビーアンドビー(Airbnb、以下エアビー)。シェアリングエコノミーの文脈で最も成功した企業の一つで、上場前から高い注目を集めてきた。

2020年からの三年間は、エアビーにとって逆風ばかりが目立った。パンデミックの影響は今なお残っている。さらに直近では、高いインフレ率や景気後退懸念、国際情勢の悪化など問題が続出している。

それでもエアビーは、過去最高の業績とともに2022年を終えた。現地時間2月14日に発表された通期決算で、通期売上高は84億ドル(前年比40%増)。営業利益は18億ドル(同4倍)だ。売上規模、成長性、収益性どれをとっても高い水準となった。

創業者CEOのブライアン・チェスキーは昨年11月、エアビー上での部屋の貸し出しを自ら再開したという。初日にはゲストに夕食をふるまい、翌日には犬を連れてオフィスを案内した。

その目的は、チェスキー自身がゲストとの触れ合いを好んでいること。そして、最高の企業は自分たちのためにプロダクトを作ると信じているためだ。彼自身がホストの一人として活動することで、より高い解像度で事業の改善にあたれる。

マクロ環境不透明でも旺盛な需要

結果として振り返れば、過去数年が逆風の最中にあったことには良い面もあった。他の成長テクノロジー企業よりも先に、筋肉質な組織体制を構築できたからだ。この二年超、エアビーは従業員数をほとんど増やさなかった。

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