【Block】2018年以来の最終赤字、「40%ルール」目標に掲げ利益目標の必達へ
米国のフィンテック企業、ブロック(Block, Inc)が2月24日、2022年本決算を発表。一年間の売上総利益は59.9億ドル(前年比36%増)、純損失は5.4億ドルだった。
同社が主に手掛けるのは、小売店向けの決済端末『Square』と、個人ユーザー向けのフィンテックアプリ『Cash App』だ。加えて、2022年初めに買収を完了したBNPL決済『Afterpay』も傘下にもつ。
経年推移を振り返ると、ブロックが最終赤字となったのは2018年以来のこと。市場の関心が成長から収益性へと移る中、同社の株価は2021年8月をピーク時の3分の1以下に下落した。今の時価総額は約463億ドルである。
今回の記事では、創業者CEOジャック・ドーシーをはじめとした経営陣が、今後の方針について語った内容を紹介する。テーマは成長性と収益性のバランスだ。
ドーシーCEOは決算会見で、同社が掲げる「投資フレームワーク」の説明に時間を割いた。それは大きく、次の三要素からなるものだ。