chocoZAPの先輩格?”意識低い系”フィットネス店「Planet Fitness」の戦略
昨日チェックした『chocoZAP』に関連して、改めて紹介したい企業がある。米国のフィットネス施設チェーン「Planet Fitness」だ。
同社については大昔に取り上げたことがあるが、何度見てもユニークな会社だ。どう見てもフィットネスジムなのだが、「我々はジムではない」と主張。「We're Planet Fitness」だそうだ。
月額料金わずか10ドルで、マシントレーニングなどの設備を利用できる。典型的なサイズ感は2万平方フィート(≒1,858㎡)と大きい。ちなみに、日本の総合スーパーの平均は1,519㎡である。
初心者の多くが「肉体を見せつける人が苦手」という考えから『Judgement Free Zone®』なるコンセプトを展開。筋トレ中に「うなり声」をあげるといった、威圧的な行為は禁止される。
トレーニングに詳しくない人が集まるため、なんというか創造的なマシンの使い方をする人も少なくない。すっかりネットミーム化しており、興味のある方は一見をお勧めする。
chocoZAPとは異なる部分も多いが、従来のジムなら通わなかった初心者層を取り込むという点で共通する。果たして「初心者向けジム」という業態にどんな可能性が隠されているのか、今回の記事で考えたい。