魁力屋からyutori、早稲田学習研究会まで! 11月承認の新規上場企業まとめ
2023年11月はにわかに新規上場承認ラッシュとなった。
11月8日に承認されたアウトルックコンサルティングから、24日承認のyutoriまで、公になったものは13社。10月が5社、9月が7社だったことから考えても、なかなかの数である。
一部の企業については既に記事として紹介しているが、カバーしきれなかった企業も多い。そこで今回は、既に扱った以外の企業から、新たに上場承認がおりた企業の事業と業績を紹介する。
(すでに取り扱った企業はこちらから)
魁力屋は、京都市に本拠をおく設立された飲食チェーン。現在は東北から九州・沖縄まで144店舗を運営し、もっとも店舗数が多いのは関東(69店)、続いて近畿(43店)となっている。
ラーメン店である『魁力屋』(130店舗)は、特製醤油ラーメンが770円とお手頃価格。『からたま屋』『とりサブロー』『KIBARU(タンメンと餃子)』を含め、会社全体で四つの業態を展開。大半は直営店である。
コロナ禍でも出店を続けた結果、2022年の売上高が急増。行動制限の解除によって客足が回復したことに加え、価格改定の後押しもあった。
創業者で代表取締役の藤田宗氏は、祖父が醤油問屋、父がクリーニング店を経営。父から承継した「カーニバル」は関西でも有数のクリーニング店に成長させたという。2005年に『魁力屋』一号店を出店し、「次の『王将』を目指す」と答えたこともある。
上場時の発行済株数は5,490,000株。 株式の想定発行価格(1,290円)から計算すると、想定時価総額は70.8億円となる。