Roku決算:成長回復も株価24%の急落、海外事業に注力しユーザーあたり売上が減少
ストリーミングTVプラットフォームのRokuが2月15日、2023年10〜12月期決算を発表。売上高は9.8億ドル(前年比13.5%増)、営業損失は1億ドルだった。
経営陣は「調整後EBITDAとフリーキャッシュフローの黒字化を一年前倒しで実現した」と進捗をアピール。売上高も一時の横ばい基調からは回復したが、決算発表翌日の株価は24%もの急落となった。
広告市況が今なお思わしくない中、Roku経営陣は海外での成長にも力を入れている。今回の記事では、Rokuの事業をあらためて概観しながら成長戦略の進捗について紹介する。
テレビのストリーミング化と言う大波を一身に受けてきたRokuは、大きく三つの段階で成長を捉えている。規模を拡大すること、エンゲージメントを高めること、それから収益化を進めることだ。