テクマトリックス:医療から教育まで幅広い分野で成長、新たな中期戦略とは?
今回取り上げるのは、右肩上がりの成長を続けるIT企業のテクマトリックスだ。1984年にニチメン(現・双日)営業部門の戦略子会社として設立された会社である。
創業当初の受託開発から業務パッケージ事業へと展開、2005年にはジャスダック市場へ上場。現在は東証プライム企業だ。セキュリティから金融、医療、教育など幅広いジャンルで事業を手がけてきた。
2024年3月期の売上高は533億円(前年比16%増)、税引前利益は58.5億円(同15.5%増)。つい先日には2027年までの新中期経営計画を策定。売上750億円、営業利益82億円を目指すという。
好調な業績にも関わらず、2020年以降の株価は横ばいだ。時価総額は現在、750億円前後で推移している。今回の記事では、テクマトリックスの事業内容を紐解いた上で、今後の成長戦略について紹介する。