集合住宅向けインターネット接続サービスの老舗「ファイバーゲート」の成長戦略
集合住宅向けのインターネット接続サービスなどを手がけるファイバーゲートが成長を続けている。
今では賃貸マンションで、無料でインターネット回線を利用できる物件が目立つようになった。借主にとっては回線費用や手続きの手間を省けるし、貸し手にとっては入居者を募集する魅力になる。そんなサービスの先駆者の一つであるのがファイバーゲートだ。
Finboard
2023年6月期の売上高は128億円、営業利益は23億円を突破した。今では家庭向けだけでなく、商業施設向け、観光地向け、不動産事業までを展開。その一方で株式市場での評価は鈍く、執筆時点の時価総額は240億円ほどだ。
既存事業の成長率が従前ほどではなくなる中、ファイバーゲートは再生可能エネルギー事業の展開にも本腰を入れている。今回の記事では、そんな同社の事業と成長戦略について紹介する。