数年後にAGI、十年以内には「超知性」誕生へ?孫正義氏の語るソフトバンクグループの未来ビジョン

ソフトバンクグループが2月12日、2025年3月期第3四半期決算を発表。会見において今回も孫正義氏の姿はなく、取締役CFOを務める後藤芳光氏が壇上に立った。
冒頭で後藤氏は、「こうして決算発表を行うのは2年半前からだ」と振り返った。孫正義氏がソフトバンクグループの今後について、AIに関することに集中したいと考えていることが、その背景にはある。
さらにその土台には、ASI(人工超知能)が10年以内に実現するという「前提」がある。AIチップにデータセンター、電力とAIロボット。ソフトバンクグループはAIの発展に必要なピースを集め、ASIの実現をグループ総力で推進する方針だ。
本記事では、孫正義氏自身が直近登壇した二つのイベントを紐解きながら、ソフトバンクグループの目指す方向について紹介する。