こんにちは、Stockclipの野添です。
決算情報サービス「Stockclip」は、このたび「Strainer(ストレイナー)」として生まれ変わることになりました!
2016年末にサービスを開始して早くも3年が経ちます。社内外で色々なことがありましたが、皆様のおかげでなんとか運営を続けることができています。
「Strainer」という言葉には、日本語で「茶こし」という意味があります。
新型コロナウイルスの件もそうですが、今の世の中には無限の情報があふれていて、信頼できる情報を集めるのが本当に大変な時代です。
いわゆるファクト情報より、物議をかもす極端な意見の方がバズを生みやすい側面も否定できません。そんな時代だからこそStrainerは、濃密なファクト情報をサクッと吸収できる経済メディアとして、磨きをかけていきたいと思っています。
一般的な経済ニュースを図解したり、創業者のストーリーをお伝えしたり、これまで色々な取り組みを行ってきました。しかし、皆さんの反応を見ていると、期待されているのは「決算情報」を中心とした価値ある情報の抽出・整理なのだと実感しています。
常々思うのですが、決算情報に現れるのは、企業の業績として表出する世の中のトレンドの一部分です。時にその情報が偽装(粉飾)されるケースはあれど、そこに現れる数値には、単なる株取引の道具にとどまらない、世の中の貴重な「ログデータ」としての価値があると思っています。
Strainerでは、この方針を徹底的に深掘りすることで、しっかりとしたブランドを確立したいと思っています。リニューアル後は、社内外で色々な取り組みも予定しています。
質が第一のメディアとして、丁寧にコンテンツを作っていくつもりではありますが、至らぬところがあればフィードバックいただけると、とても嬉しいです。(辛口でも大丈夫です。普通に傷つきますが)
情報のキャッチアップが大変な世の中ですが、翻ってみればこれほど面白い時代はありません。「次は何が起こるんだろう?」そんなワクワク感を大切にしながら、世の中の面白い「今」を探していきたいと思っています。
リニューアル後の新ビジュアルについても、ご紹介したいと思います。
ロゴを中心とするCIは、今やその評価はとどまることを知らないタカヤ・オオタさん。Web/アプリのデザインは、さだこえさんこと貴島衛さんにご担当いただきました。
お二人とも本当にプロフェッショナルで、タカヤさんのプレゼンには心の底から「これか...」と感動しましたし、貴島さんの猛スピードで次々実現される質の高いデザインと、不慣れな我々への柔軟な対応には敬服しました。
サービス名の決定にあたっては、タカヤさん、進行をマネジしてくださったさのかずやさんと議論して、熟慮の末に決定しました。
ブランドの変更には、どうしても不安が付きまといます。前のロゴも自分の手作りで、ブランドというブランドもない状態。それでも、良いものを作りたいと思うほど、不安になりました。
「Stockclip」という名前にも、愛着がなかったわけではありません。だからこそ、自分はこのサービスを通じて何を実現したいんだろう?何のために人生の時間を費やしたいんだろう?とじっくり考える良い機会になりました。
Strainerが掲げているミッションは「経済情報をもっとシンプルに」です。あまりに複雑な世の中、だからこそ本当に重要な情報とは何なのか、考えながらサービスを磨いていきたいと思っています。
続いて、リニューアル後のイチオシ機能を少しご紹介します。
1つは「決算速報」画面。
以前は「四半期短信ビューワー」という、我ながら意味不明な名前で提供していたものが、シンプルでスマホでも見やすい便利機能として生まれ変わりました。
国内企業のみの対応となりますが、企業をフォローしておけば、最新決算の業績をいつでもサクッとチェックすることができ、元データの決算短信にもそのまま遷移できます。
特にリテラシーの高い方々は、記事を読むより自分で決算書を読みたい、という方も少なくないと思います。
アプリの新UIでは、記事や資料から会社を直接フォローできるようになり、フォロー企業のみに限定した決算説明資料だけを一覧で見ることも簡単になりました。
記事だけでなく、決算資料へのコメントを「非公開」で保存しておけば、自分だけのメモ集も作ることができます。(非公開の場合、当然ながら運営側からも見られない形になっています)
このほか、今回のリニューアルでは泣く泣く(時間の都合上)見送った機能もいくつかあり、これから実装に移る予定です。
Androidユーザの方には大変申し訳ないのですが、アプリのAndroid版についても今日までに完成させることが叶いませんでした。4月にリリース予定ですので、公開した暁には是非お試しいただけると嬉しいです。
最後になりますが、Strainerでは一緒に働いてくれる仲間を募集しています。
事業の性質上、人をガンガン増やすことが難しい側面もあり、かなり苦労してきたのですが、「これなら行ける!」と思える方針がやっと見つかりました。
エンジニアやデザイナー、ライター、リサーチャー、バックオフィス、経営幹部など、全職種募集中です。フルタイムやパートタイム、企業や個人問わず、世の中がややこしいと感じる方は、ぜひ一緒に何かできると嬉しいです。