「Zoom」4Q決算:顧客数8万を突破、新型コロナの影響で利用が急増中
ご承知の通り、新型コロナウイルスの流行により世界中で株価は軟調になりました。そうした中、際立って伸びていた数少ない銘柄の1つが「Zoom」です。
四半期売上の推移を見ると、2020年1月期4Qには1.88億ドルに到達。前年比で+78%と、急成長を続けています。もっとも、拡大とともに成長率が徐々にマイルドになっているのも事実。
営業利益は1,055万ドルと、高成長SaaS企業としては珍しく黒字を保っています。4Qに稼いだフリーキャッシュフローは2,660万ドル(前年の4.7倍)と、収益力は拡大。
決算カンファレンスコールでは、今回の新型コロナウイルスの流行がZoomに与えた影響についても言及されています。果たして今、Zoomがどんな状況にあるのか、決算報告の内容を整理してみましょう。
まず確認したいのは、Zoomの足元における事業トラクションです。