多様な人が集まり、共に活動する上で、それぞれが安心して自分たちが持てる力を最大限発揮するために、「ダイバーシティ&インクルージョン(以後、D&I)」を理解し実践することはとても大切です。
特に、似たような属性や経験、スキルの人が集まると「共通言語」が生まれることから意思決定やコミュニケーションが素早くできるという良い側面がある一方、個々の違いや違和感に気づきにくかったり、多角的な視点が見落とされることも。
そのため、従業員属性が似通った組織や、長く続く組織こそ、今一度考える機会になればと思います。
D&Iをチームで対話をしながら考える研修
社会課題解決に特化したプランニングを5年間取り組んできたmorning after cutting my hair, Inc.と、多様な人を包括したインクルーシブデザインのスタートアップSOLIT, Inc.が多様な研修に携わってきた知見を活かし、
D&Iを理解し、自分たちの現状把握や自己評価、さらには今後どのようなアクションをとっていくのかといった対話をチームでより深めていく補助ができるように、D&Iについて考えるためのフレームワークを作成しました。
研修の一部
実際にこのフレームワークを活用して組織のD&I推進とValue構築に向けた研修とワークを行っていただいたGreen Innovator Academy事務局の事例と共に、スタッフのみなさんのコメントも一部匿名で抜粋し記載しています。
多様な存在、多様な受け手を想像する
投資家対策であったり、法的に定められたことであるなど、近年サステナビリティやD&Iについて実践をされる企業や人が増えてきています。
しかし、その多くは未だトップダウン的な指示のもとであったり、そのKPIを達成するためだけの存在であったり、「意味合いを理解せず表層的な施策に終始する」ということも多発しています。
特に、そのような対策や施策は、目的に反して無邪気に悪意なく人を傷つけてしまったり、課題の再生産をしてしまうなど、悲しい結末を引き起こしかねません。
D&Iよりも少し身近に捉えやすい「ハラスメント」のケースを出発点に、ハラスメントとD&Iがどのように繋がるのか、どのような言動が「ハラスメント」とされるのか、D&Iとは何なのかを理解し、特権者層がより理解することがとても重要である理由、インターセクショナリティについて、D&Iがどうしてチームに必要なのか、どう利益に繋げるのかなど、今回は基礎知識を中心に共有していきました。
その上で参加者のみなさんには、フレームワークの穴埋めと共に、組織の現状のD&Iへの評価、今後に活かせそうなこと、チャレンジしていくべきことなどを議論してもらいました。
以下、ワークを経ての参加者のみなさんからの感想です
ダイバーシティ&インクルージョンが組織を強くするということについて、個々が安心して強みを発揮できる環境という言葉に置き換えることでmake senseすることができた。
相手のことを100%理解するのではなくても分かろうとする姿勢をこれからも大切にしたいです。
相手の捉え方を意識して話すことの重要性を感じる一方で、昔相手の捉え方を意識しすぎて何も話せくなった時期があったので、少しバランスが難しいなとも思いました。 そのバランスを意識するためにも、相手と信頼関係を築くことであったり、知識をつけることであったり、準備してから本題に臨むことが大切なのかなと考えました。
募集:研修実施企業・団体様募集中
現在、上記ワークショップの実施のご依頼を受け付けております。
企業・団体様の目的や用途によって、参加者で熟議するためのディスカッションテーマや提供資料をカスタマイズしていくことなども可能です。ご関心のある企業・団体様がいらっしゃいましたら、当サイトCONTACTページもしくは下記メールアドレスよりお問合せください。
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