FOOD & LIFE COMPANIESは、持株会社としてグループ全体の経営方針策定と管理を行っています。同社グループは、FOOD & LIFE COMPANIESとその連結子会社20社で構成され、主に直営方式で回転寿司店を展開しています。

国内では、子会社の株式会社あきんどスシローが「スシロー」ブランドの回転寿司店を運営しています。このブランドは、日本国内で広く知られ、多くの店舗を展開しています。

海外事業では、Sushiro Korea, Inc.やSushiro Taiwan Co., Ltd.などの子会社が「スシロー」の海外店舗を運営しています。これにより、韓国、台湾、シンガポール、香港、タイ、中国、インドネシアなどで事業を展開しています。

また、株式会社京樽は、持ち帰り寿司専門店「京樽」や「回転寿司みさき」「海鮮三崎港」などのブランドを展開しています。これにより、さまざまな形態の寿司を提供しています。

その他の事業として、株式会社FOOD & LIFE INNOVATIONSが「鮨・酒・肴 杉玉」という寿司居酒屋を展開しています。このブランドは、寿司と共に酒や肴を楽しむことができる居酒屋スタイルを提供しています。

FOOD & LIFE COMPANIESは、「変えよう、毎日の美味しさを。広めよう、世界に喜びを。」というビジョンのもと、回転寿司チェーンを中核に事業を展開しています。国内外で1,155店舗を運営し、年間約1億7千万人の顧客を迎えています。今後も地域に根ざした店舗作りを目指し、株主利益の最大化を図ります。

同社は高品質な食材の調達や鮮度管理、店内調理に注力し、地域に愛される店舗を作り上げてきました。今後は国内外での顧客ニーズに応じた柔軟な対応や組織体制の強化、市場競争力の向上を目指します。具体的には、都市部への出店強化や既存店の収益力向上を図ります。

国内では「スシロー」ブランドの拡大を継続し、都市部への出店を本格化します。また、既存店の収益力を強化するため、サービスの差別化や来店客数の増加を目指します。地域特性に応じたサービス提供やキャンペーン、オリジナル商品の投入を推進します。

さらに、FOOD & LIFE COMPANIESは「京樽」や「杉玉」などのブランドを通じて、持ち帰り寿司や寿司居酒屋の事業拡大を図ります。これにより、スシロー以外の飲食事業でも成長機会を創出し、多様な顧客ニーズに応えます。

海外展開も重要な成長要素と位置付け、韓国、台湾、シンガポール、香港、タイ、中国、インドネシア、アメリカなどで事業を拡大しています。特に東アジア、東南アジア、北米市場での成長を目指し、マレーシアへの進出も計画しています。

FOOD & LIFE COMPANIESは、2024年から2026年にかけての中期経営計画で、売上高4,700億円、営業利益335億円を目標としています。厳しい経営環境の中で、持続可能な成長を追求し、株主価値の向上を目指します。