事業内容
沿革・会社概要
中国農業銀行（ちゅうごくのうぎょうぎんこう、中国語: 中国農業銀行股份有限公司、英語: Agricultural Bank of China Ltd.）は、中国農業銀行は中国四大銀行の一つに数えられる銀行。
中国農業銀行前身は、1951年に設立された農業協同組合銀行で、1979年2月の設立以降、国有専門銀行から国有商業銀行へ、そして国有商業銀行へと発展し、2009年1月には合同会社へと再編された。2009 年 1 月には、株式会社に再編され、2010 年 7 月には上場を果たしている。2010年7月には、上海証券取引所と香港証券取引所にも上場した。
2019年末における中国農業銀行の国内支店店舗は、本店、営業部、本店が運営する3つの専門機関、4つの研修機関、37のティア1支店、390のティア2支店、3,445のティア1サブ支店、19,216の基礎レベル支店、その他52の事業所の合計23,149店舗となるまでに成長した。海外支店は、海外13支店、海外駐在員事務所4ヵ所で構成されている。主要な子会社は、国内子会社11社、海外子会社5社の合計16社となっている。
中国国外では東京以外にもニューヨーク、シンガポール、香港、ソウル、ドバイ、フランクフルト、シドニーに支店が設置されるなど、グローバルに事業を展開する企業である。
小売業者3億2,000万人、企業顧客270万件の顧客数を擁し、中国国内に約2万4000店舗を展開している中国農業銀行は、資産規模で計算すると中国で第3位の銀行となっている。英国の有名月刊誌である『ザ・バンカー』は、2018年7月に掲載した2018年世界トップ1000の銀行リストで、中国農業銀行を第4位にランク付けするなど、外部評価機関からの評価も高い。さらに、2018年のフォーチュン500では第40位にランクインしている。
事業内容・サービス内容
中国農業銀行では、中国における主要な総合金融サービスプロバイダーの一つとして、特色ある業務、効率的で利便性の高いサービス、多様な機能、価値創造力を備えた国際的にも一流の商業銀行グループの構築を目指して活動を行っている。
中国農業銀行は、包括的な事業ポートフォリオ、広範な流通ネットワーク、先進的なITプラットフォームを活用して、幅広い顧客に法人・個人向けの多様な商品・サービスを提供しており、財務業務や資産管理も行っている。また、中国農業銀行の事業範囲には、投資銀行業務、ファンドマネジメント、金融リース、生命保険などが含まれている。
中国農業銀行の事業の中心は企業金融である。種々の与信業務を、米ドル、日本円、人民元、その他主要通貨建てで提供している。企業金融の他にも、中国国内における強固なネットワークと幅広いサービスを活用し、中国企業及び日本企業の貿易と海外ビジネスを支援する貿易金融業務を行っている。
貿易金融業務では、輸入信用状の開設、輸入取立、輸入貨物引取保証、本邦ローン（トラストレシート）、見返り信用状の発行といった輸入業務を行なう一方で、輸出信用状の通知・確認、信用状なし輸出荷為替手形（D/P,D/A）の取立、輸出信用状付き荷為替手形の取立、信用状の譲渡、輸出荷為替手形（信用状付き、信用状なし）の買取り、フォーフェイティングといった輸出業務も行っている。
加えて、中国国内の輸入業者のために発行された人民元建て信用状について、輸出業者のニーズに対応し、外貨建て信用状への変換や、外貨建て決済を行い、又は、中国国内銀行に非居住者人民元口座を有する輸出業者にノンリコース買取りを提供するなど、貿易で必要となる人民元の決済業務も行っている。
