事業内容
フェイスグループは、プラットフォーム事業とコンテンツ事業の2つの主要なセグメントで事業を展開しています。プラットフォーム事業では、マルチコンテンツ&マルチデバイス戦略を推進し、コンテンツの制作・プロデュースから配信プラットフォーム技術の開発・提供、ネットワークシステムの構築・運用、ユーザー向けのコンテンツ配信サービスまで、ワンストップ・ソリューションを提供しています。また、小売業向けにはポイントサービスも提供しており、このセグメントにはグッディポイント㈱が関連会社として位置づけられています。
一方、コンテンツ事業では、音源・映像の企画、制作、販売、音楽著作権の取得管理事業、製造販売受託事業、施設やイベントの受託事業などを手がけています。このセグメントには、日本コロムビア㈱、㈱ドリーミュージック、㈱KSRが主な関係会社として挙げられています。
フェイスグループは、これらの事業を通じて、多岐にわたるサービスとソリューションを提供し、エンターテイメント業界における多様なニーズに応えています。プラットフォーム事業とコンテンツ事業の相乗効果を生かし、革新的なサービスの提供を目指していることが伺えます。
経営方針
フェイスグループは、コンテンツの新しい流通のしくみを創り出すことを経営の基本方針として掲げています。同社は、社会や生活スタイルの変化を捉え、多様なデバイスに対応した便利なサービスの創造を目指しています。これには、適切なコンテンツの制作・調達と、それを実現するための技術・ノウハウの開発が含まれます。また、これらのサービスを自社だけでなく、提携企業にも提供することで、高付加価値企業への成長を目指しています。
中長期的な経営戦略としては、ユーザーが求める新たなサービスの創造を通じて、新しいマーケットの開拓に注力しています。エンタテインメントコンテンツの制作・配信や、情報端末を用いたサービス提供において、独自のビジネスソリューションを基に、パートナー企業との積極的な連携を図ります。さらに、マルチコンテンツ&マルチデバイス戦略を推進し、自己資本の充実と利益の拡大を通じて、企業価値の増大と株主利益の向上を目指しています。
対処すべき課題としては、国内コンテンツ産業の成長とユーザーニーズの多様化・複雑化に対応することが挙げられます。フェイスグループは、グループシナジーの追求と効率的な事業運営を行い、市場環境に適応した高付加価値のコンテンツを提供することを目指しています。プラットフォーム事業では、技術・ノウハウと独自のビジネスソリューションを基に、新しいマーケットの創造に努めています。コンテンツ事業では、音楽・映像関連業界の厳しい環境下で、ヒットアーティストの育成やヒット作品の創出による収益性の向上を目指しています。
これらの戦略を通じて、フェイスグループは、エンターテイメント業界における革新的なサービスの提供を目指し、企業価値の向上に取り組んでいます。