事業内容
AIAIグループは、持株会社を中心に子会社3社を有し、主に3つの事業セグメントで構成されています。これらはチャイルドケア事業、ライフケア事業、そしてテック事業です。加えて、グループ会社の管理及び経営指導業務も行っています。
チャイルドケア事業では、東京23区、千葉県、大阪市内を中心に認可保育園や小規模保育施設、多機能型事業所を運営しており、子どもたちの育成に力を入れています。これらの施設では、国や自治体からの支援を受けながら、子どもたちの発達支援や保育サービスを提供しています。
ライフケア事業では、障がい者向けの生活介護施設や高齢者向けのサービス付き高齢者向け住宅、住宅型有料老人ホームを運営。これらの施設では、入居者が安心して生活できるような環境とサービスを提供し、介護が必要になった場合には、地域の訪問介護等のサービスを利用しながら生活を継続できるよう支援しています。
テック事業では、保育施設の業務効率化を目指し、全国の保育事業者にICTソリューションサービスを提供しています。同社は、保育園運営の経験を活かし、独自開発した「Child Care System」(CCS)をリリース。これにより、保育施設の事務作業時間を削減し、保育の質の向上に貢献しています。
これらの事業を通じて、AIAIグループは、子どもから高齢者まで、幅広い世代に対して、質の高いケアとサポートを提供しています。
特集記事
経営方針
AIAIグループは、少子化対策として政府の方針に沿い、保育園利用ニーズの底堅さを背景に、東京都、千葉県、神奈川県、大阪府で認可保育施設(AIAI NURSERY)と児童発達支援事業所(AIAI PLUS)を展開しています。同社は、「人口問題を解決する」という使命のもと、「保育」「療育」「教育」の三つの「育」を一体的に提供する「AIAI三育圏」の展開を推進しており、これを主力事業と位置付けています。
中期経営計画「AIAIグループ中期経営計画2023〜2025」では、2026年3月期にグループ連結売上で120億円〜130億円、営業利益で3億円〜5億円を目標としています。この計画期間中、AIAI NURSERYの収益化施設の増加とAIAI PLUSの収益力強化を通じて、安定的な収益基盤の維持・拡大と利益率の向上を目指します。
具体的な戦略として、AIAI NURSERYでは、高い投資対効果が見込めるエリアに絞った新規開設とM&Aを通じた業界再編を進め、安定的な収益基盤の維持・拡大を図ります。また、保育士の専門性向上カリキュラムの提供や集中採用によるコスト抑制を通じて、安定的な黒字の維持に努めます。
さらに、AIAI PLUSでは、専門的な療育サービスの提供と保育所等訪問支援サービスの展開を通じて、保育と療育のシナジー効果を高め、収益力の強化を図ります。また、AIAI NURSERYでは、保育の質の向上と幼児教育プログラムの充実を進め、保護者や子どもにとって魅力あるカリキュラムを提供し、園児の獲得と収益力のさらなる強化を目指します。
これらの戦略を通じて、AIAIグループは、保育、療育、教育の各分野でのシナジー効果の発揮と、安定的な成長を目指しています。