事業内容
電算システムホールディングスは、持株会社としてグループ会社の経営管理及びそれに付帯する業務を担っています。同社グループは、電算システム株式会社や株式会社ソフトテックス、株式会社DSテクノロジーズなど12社で構成され、情報サービス事業と収納代行サービス事業の2つのセグメントで事業を展開しています。
情報サービス事業では、独立系ITベンダーとして、提案から要件定義、システム設計・開発、ハード調達、運用保守までワンストップで提供しています。また、BPO事業を通じて企業をバックアップし、クラウドサービスの積極展開や情報セキュリティ事業への本格参入も行っています。システムインテグレーション(SI)やソフトウェアプロダクトの販売、Google関連ソリューションを含むクラウドサービスの提供など、幅広いITサービスを提供しています。
収納代行サービス事業では、IT企業として初めて収納代行サービスを開始し、総合決済プロバイダーとして多様な決済ニーズに対応しています。国内・国際送金サービスの展開や、フィリピンの収納代行会社との資本業務提携を実現しています。1973年には民間企業として全国初の金融機関と提携した口座振替利用による収納代行サービスを開始し、1997年には大手コンビニエンスストアと提携して通信販売会社の商品代金の受け取りを代行するサービスを開始しました。コンビニ収納代行サービスやペーパーレス決済サービス、クレジットカード決済サービスなど、多岐にわたる決済サービスを提供しています。
電算システムホールディングスは、これらの事業を通じて、国内外の消費者の利便性を追求し、新たなサービス創造を推し進めています。
経営方針
電算システムホールディングスは、情報サービス事業と収納代行サービス事業を軸に、持続的な成長を目指しています。同社グループは、新たな経営ビジョン「Challenge1000」の達成に向け、情報処理のノウハウとIT技術の深化、サービスの組み合わせによる新しい価値の創造、DXの進展を推進しています。2023年の目標は売上高625億円、営業利益率7.0%以上の達成を掲げています。
グループシナジーの最大化を図り、持株会社体制を活用して迅速かつ効率的な事業運営を目指しています。また、資本業務提携やストックビジネスの拡充を通じて成長市場の開拓に注力しています。DX推進支援の強化により、企業や社会のデジタル化を支援し、ESG経営への取り組みを通じて、ステークホルダーとの絆を深め、持続的な発展を目指しています。
人材の確保・育成にも力を入れており、AI、IoT、DX分野での競争力強化を図っています。電算システムホールディングスは、これらの戦略を基に、情報サービス事業と収納代行サービス事業を通じて、社会に貢献し、新たな価値を創造していくことを目指しています。