事業内容
ラキールは、自社および連結子会社3社(Legend Applications China Holding, Inc.、北京利衆得応用技術有限公司、株式会社ZEST)で構成される企業グループであり、LaKeel事業を中心に展開しています。同社の事業は大きく分けてプロダクトサービスとプロフェッショナルサービスの2つに区分されます。
プロダクトサービスでは、LaKeel DXをはじめとする多様な製品を提供しています。LaKeel DXは、アプリケーション開発を効率的に行うための環境を提供し、ユーザー企業がサーバーやネットワーク機器を準備することなく、大手クラウド事業者のサービス上でアプリケーションの開発・運用を行うことができます。また、LaKeel BI、LaKeel Data Insight、LaKeel HR、LaKeel Messenger、LaKeel Commerce、LaKeel Online Media Service、LaKeel Workflow、LaKeel Process Manager、LaKeel Passport、LaKeel Survey、LaKeel My Number、LaKeel Stress Check、MONEY/HUMANなど、多岐にわたる製品・サービスを展開しています。
プロフェッショナルサービスでは、主に大手建設会社、大手不動産会社、大手金融機関等を対象に、システム開発サービスとシステム保守サービスを提供しています。これには、レガシーマイグレーション、クラウドマイグレーション、スクラッチの開発などが含まれます。
さらに、ラキールはコンサルティングサービスも提供しており、LaKeel DXユーザー向けのDXコンサルティングや、LaKeel BIまたはLaKeel Data Insightユーザー向けのデータ分析コンサルティングなどを行っています。
連結子会社では、北京利衆得応用技術有限公司がLaKeel製品の開発拠点として、株式会社ZESTがコンサルティングサービス向けに開発人材供給を行っています。
ラキールグループの事業モデルは、製品サービスとプロフェッショナルサービスの両輪で構成され、デジタルトランスフォーメーションを推進するためのIT環境の提供を通じて、顧客企業のビジネスの俊敏性とIT投資効率の向上、競争力の強化に貢献しています。
経営方針
ラキールは、「人と共に成長し継続する企業」を目指し、デジタルネイティブカンパニーとして、顧客のビジネス価値の最大化に貢献することを基本方針としています。同社は、顧客からの信頼、社員からの愛情、株主からの評価を得ることを目標に掲げ、社会への貢献を追求しています。
中期経営戦略として、ラキールは次世代のクラウド型デジタルビジネスプラットフォーム「LaKeel DX」を中心に据え、成長エンジンとストック型収益モデルの構築を推進しています。この戦略は、LaKeel製品および関連サービスの付加価値とブランド力の向上を目指し、顧客がLaKeel DXを活用して新規ビジネスを立ち上げ、アプリケーションやサービスを外部に販売することを可能にすることに重点を置いています。これにより、顧客のデジタルトランスフォーメーション(DX)を支援し、新しいビジネスモデルの提案を通じて真のDXを実現することを目指しています。
また、ラキールは、LaKeel DX上で開発されたアプリケーションやサービスの外部販売を通じて、LaKeel DXを中心としたエコノミーの構築と展開を促進しています。これにより、顧客の顧客も潜在顧客となり、顧客基盤の拡大が期待されます。さらに、LaKeel DXはマイクロサービス化されたアプリケーション開発を可能にし、俊敏性と拡張性を併せ持つシステム構築を支援します。
ラキールは、このような成長戦略を通じて、顧客企業のビジネスの俊敏性とIT投資効率の向上、競争力の強化に貢献し、持続可能な成長を目指しています。