事業内容
協栄産業とそのグループ会社は、多岐にわたる事業セグメントを展開しています。主要な事業セグメントには、半導体デバイス事業、プリント配線板事業、産業機器システム事業、システム開発事業、そしてその他の事業が含まれます。
半導体デバイス事業では、半導体や電子デバイス、電子材料の購入・販売、保守サービス、そしてIC設計を手がけています。このセグメントは、協栄産業自身のほか、KYOEI ELECTRONICS SINGAPORE PTE LTD、KYOEI ELECTRONICS HONG KONG LIMITED、KYOEI ELECTRONICS SHANGHAI CO.,LTD.、KYOEI ELECTRONICS (THAILAND) CO.,LTD.が担っています。
プリント配線板事業では、プリント配線板の製造、購入、販売を行っており、協栄産業、協栄サーキットテクノロジ株式会社、KYOEI ELECTRONICS HONG KONG LIMITEDがこのセグメントに関与しています。
産業機器システム事業は、FA(ファクトリーオートメーション)や環境システム設備の購入・販売及び保守サービスを提供しており、協栄産業、株式会社協栄システム、KYOEI ELECTRONICS SHANGHAI CO.,LTD.が担当しています。
システム開発事業では、ソフトウェア開発、システム開発、情報システム機器や電子機器、パッケージソフトの購入・販売及び保守サービスを行っています。この事業は、協栄産業と株式会社協栄システムが手がけています。
その他の事業としては、船舶や航空機用の救命器具類の整備及び購入・販売を協栄マリンテクノロジ株式会社が行っています。
これらの事業セグメントを通じて、協栄産業グループは幅広い分野での技術とサービスを提供し、多様なニーズに応えています。
経営方針
協栄産業は、エレクトロニクス分野を中心に、高品質な製品・サービス・情報の提供を通じて社会に貢献することを経営理念としています。同社は、自動車、家電、産業機械などに搭載されるエレクトロニクス部品の取り扱い、メカトロニクス装置や関連システムの提供、システムインテグレーション機能を強みに、ICT技術と電子デバイス・装置を融合させた新たなビジネス価値の創造に取り組んでいます。
同社は、先端技術の分野で創造的な製品やサービスを提供し、変革を共に推進するパートナーとして選ばれる企業グループを目指しています。また、株主への利益還元、ステークホルダーとの信頼関係の構築、サステナビリティへの取り組みを通じて、社会全体への貢献を重視しています。
中期経営計画「KYOEI Power 2028」では、2024年3月期から2028年3月期までの5年間を対象に、売上高750億円、営業利益21億円、営業利益率2.8%を目標としています。システム開発事業を重点成長領域と位置づけ、M&Aの活用や事業ポートフォリオの最適化を通じて、安定した利益の創出を目指します。さらに、脱炭素社会への対応(GX)、生産性向上のためのデジタルトランスフォーメーション(DX)への取り組み、人材不足への対策としての採用の多様化や給与体系の見直し、多様な働き方の推進など、中長期的な取り組みを進めています。
協栄産業は、半導体デバイス事業、プリント配線板事業、産業機器システム事業、システム開発事業など、幅広い事業セグメントを展開しており、それぞれの分野での技術力とサービス提供を強化しています。これらの取り組みを通じて、同社は持続可能な成長と社会への貢献を目指しています。