事業内容
ソマールは、自社および10社の子会社とその他の関係会社から構成される企業グループであり、幅広い事業セグメントを展開しています。主要な事業セグメントには、高機能材料事業、環境材料事業、食品材料事業、およびその他の新規開発事業が含まれます。
高機能材料事業では、電子部品用フィルム、粘接着フィルム、精密部品用フィルム、産業資材用フィルム、設計・複写用フィルム、サイン用フィルム、受託生産などのコーティング製品を提供しています。また、電気絶縁用樹脂、電子部品用接着・封止樹脂、レジスト材料、洗浄剤、回路基板材料、回路形成材料、アラミッド材料、機能性フィルム、熱硬化性樹脂、熱可塑性樹脂、樹脂用添加剤などの高機能樹脂製品と電子材料を扱っています。
環境材料事業では、工業用殺菌剤、製紙用ケミカルズ、紙塗工用バインダー、製紙関連ケミカルズなどのファインケミカルズと製紙用化学品を提供しています。
食品材料事業では、増粘安定剤、乾燥野菜、食品添加物などの食品素材等を扱っています。
その他の事業としては、新規開発事業関連製品を展開しています。
また、ソマールグループには、ゴルフ練習場経営、総合リース業、ゴルフ場用品の販売及び保険代理業、投資顧問業、ゴルフ場経営及び不動産賃貸管理業、有価証券の売買などを行う関係会社がありますが、これらの活動は主要な事業セグメントとは直接関連していません。
経営方針
ソマールは、高い企業倫理を基盤とし、社会に貢献する企業を目指しています。同社は、長年にわたり培ってきた独自のコア技術を強化し、これらを総合的に活用して独自の事業領域を構築することで、開発型企業としての位置づけを高めています。また、グローバル市場における企業品質の向上、成長分野への重点的な事業展開、そして次世代技術への積極的な取り組みを推進しています。
特に、電子回路基板や自動車電装部品、デジタル光学機器部品などのエレクトロニクス関連分野において、同社独自のコア技術が活用されることが期待されています。これらの分野は、今後も成長が見込まれる重要な領域と位置づけられており、同社は海外新興市場や北米、欧州市場での事業活動を積極的に推進しています。商事機能とメーカー機能を併せ持ち、複雑・多様な課題解決に向けた提案、新たな市場の開拓、技術開発へのチャレンジを通じて、テクノロジーパートナーとしての存在価値を高めています。
経営上の目標達成に向けては、売上高営業利益率や総資産経常利益率などの指標を重視し、利益金額の増加やキャッシュフローの創出を重要な経営指標として掲げています。高付加価値製品の拡販や新製品の開発、グローバル展開の強化を通じて、業績の拡大及び企業価値の増大を目指しています。
さらに、新規事業領域の育成、独自の情報・生産・物流網の強化、ガバナンス体制の強化など、次のステージへの飛躍に向けた重要な課題に取り組んでいます。これらの施策を通じて、ソマールは持続的な成長と社会への貢献を目指しています。