トランスジェニックグループ【2342】 グロース(内国株式)

遺伝子改変マウス作製、抗体・糖鎖解析・合成、臨床・非臨床試験受託、遺伝子解析、M&A事業推進、事業承継・再生支援、電機製品・洋食器販売、情報通信機器開発・販売などを手掛ける。

トランスジェニックグループ【2342】 グロース(内国株式)

遺伝子改変マウス作製、抗体・糖鎖解析・合成、臨床・非臨床試験受託、遺伝子解析、M&A事業推進、事業承継・再生支援、電機製品・洋食器販売、情報通信機器開発・販売などを手掛ける。

事業内容

トランスジェニックは、創薬支援事業と投資・コンサルティング事業の二つの主要なセグメントを持つ企業です。創薬支援事業では、創薬の初期段階から臨床試験までをカバーする一連のサービスを提供しています。具体的には、遺伝子改変マウスの作製受託、抗体作製、糖鎖の解析・合成の受託、さらには医薬品や農薬・食品関連物質に対する薬効薬理試験及び安全性試験などの非臨床試験、臨床試験の受託など、創薬に関わる幅広いサービスを提供しています。

一方、投資・コンサルティング事業は、株式会社TGビジネスサービスが担当しており、M&Aを通じた新規事業の推進や事業承継、事業再生に関する助言・支援サービスを行っています。このセグメントでは、電機製品の小売・卸売、洋食器の輸入販売、電子商取引を通じたBtoC及びBtoBの販売、情報通信機器関連の開発・販売、複層ガラス用副資材やガラス加工設備の輸入販売、プリンタートナーの輸入販売など、多岐にわたる事業を展開しています。

トランスジェニックは、これらの事業を通じて、創薬研究の支援から事業の承継や再生に至るまで、幅広いニーズに応えるサービスを提供しています。

経営方針

トランスジェニックは、創薬支援事業と投資・コンサルティング事業を二つの柱として、持続的な成長を目指しています。同社は、最先端のバイオテクノロジー技術を駆使し、創薬の基礎研究から臨床試験までをシームレスにサポートすることで、医薬品開発の加速に貢献しています。また、事業承継型M&Aを展開する投資・コンサルティング事業を通じて、中小企業の後継者不足問題の解決や事業再生を支援しています。

同社は、創薬支援事業において、遺伝子改変・解析や糖鎖分野などの先端技術を活用し、将来の成長分野への設備投資及び研究開発投資を積極的に行っています。2023年3月には、治験施設支援機関である株式会社MASCを子会社化し、既存の臨床試験事業との相乗効果を見込んでいます。

投資・コンサルティング事業では、事業承継型M&A市場の拡大を背景に、魅力的な投資先の選定と積極的なM&A投資を行い、経営管理システムや財務支援を通じて中長期的な安定成長を目指しています。後継者不足や市場の縮小が進む中、この事業は短期間での成果獲得が可能であり、安定した業績成長が見込めるとしています。

トランスジェニックは、これらの戦略を基に、売上高及び営業利益の拡大を経営指標として掲げ、2024年3月期の通期連結業績目標として売上高12,500百万円、営業利益300百万円を見込んでいます。同社は、創薬支援と投資・コンサルティングのハイブリッド型経営により、グループ全体の持続的な成長と企業価値の増大を目指しています。