事業内容
ハリマビステム及びそのグループ会社は、建築物総合サービス事業を中心に展開しています。このセグメントには、公共施設やオフィスビル、店舗、医療施設などの清掃業務が含まれます。また、設備保守管理業務では、専門技術者による常駐監視や遠隔監視システムを用いた運転、監視、記録の分析などを提供しています。警備業務では、防犯や防災を目的とした常駐警備員によるサービスを行っており、工営業務ではエレベーターや空調機器、消防機器の保守点検や法律に基づく環境基準の測定、点検改善指導を実施しています。
その他のサービスとして、ホテルの客室整備業務、公共施設やオフィスビルの受付業務、電話交換業務、マンションの運営管理代行、営繕工事業務なども手がけています。これらのサービスは、ハリマビステムをはじめとするグループ各社によって提供されており、幅広いニーズに対応しています。
なお、ハリマビステムは以前トナー販売業も行っていましたが、第3四半期連結会計期間で事業を終了しています。これらの事業活動を通じて、ハリマビステムグループは建築物に関連する多様なサービスを提供し、顧客のニーズに応えています。
経営方針
ハリマビステム及びそのグループ会社は、建築物総合サービス事業を核として、ビルメンテナンス・ビルマネジメントにおける専門技術と「人」を重視した事業展開を行っています。同社は、新たな経営理念『全ての「施設」を快適に、全ての「人」に喜びを。』を掲げ、社会に貢献することを目指しています。この理念の下、同社はマネジメント力の向上、SDGsへの積極的取り組み、リフォームや設備改修事業の強化、PPP分野への積極展開を重点施策としています。
2023年度から2025年度にかけての中期経営計画では、人財の確保・育成、顧客・協力会社との信頼構築、営業強化、ロボットやAIの活用などを通じて、企業価値の向上を目指しています。これらの施策は、顧客ニーズにマッチしたサービス品質の向上、業務効率の改善、グループ間シナジーの創出を目的としています。
新型コロナウイルス感染症の長期化や原材料コストの上昇など、不透明な経営環境の中、ハリマビステムは顧客の視点に立った専門性の高いサービス提供に努め、SDGsへの取り組みを含めた社会貢献を追求しています。これらの取り組みを通じて、同社は次期の連結業績として売上高264億円、営業利益9億10百万円を見込んでおり、更なる成長を目指しています。