事業内容
オルバヘルスケアホールディングスは、医療関連事業を中心に多様な事業セグメントを展開しています。まず、同社は持株会社としてグループ全体を管理・統括しています。医療器材事業では、株式会社カワニシ、サンセイ医機株式会社、日光医科器械株式会社、株式会社カワニシバークメド、株式会社エクソーラメディカルが医療機器の販売を手がけています。
SPD事業では、株式会社ホスネット・ジャパンが物品・情報管理、購買管理業務、医療機器の販売を行っています。この事業は、医療機関における効率的な物品管理を支援し、医療現場の運営をサポートする役割を果たしています。
介護用品事業においては、株式会社ライフケアが在宅介護用ベッドや介護用品の販売・レンタルを行っています。この事業は、高齢化社会における在宅介護のニーズに応えるもので、利用者の生活の質を向上させることを目指しています。
オルバヘルスケアホールディングスは、これらの事業を通じて医療と介護の分野で幅広いサービスを提供し、社会の健康と福祉に貢献しています。各事業は専門性を活かし、顧客の多様なニーズに応えるための体制を整えています。
経営方針
オルバヘルスケアホールディングスは、持続可能な成長を目指し、革新的なサービスと技術の提供を推進しています。同社は、社員憲章を基にした経営方針を掲げ、SDGsの目標達成に向けた取り組みを強化しています。特に、健康と福祉、ジェンダー平等、経済成長、技術革新、気候変動対策、パートナーシップの6つの目標に注力しています。
中期経営計画では、2027年6月期に連結売上高1,350億円、連結営業利益27億円を目指しています。この計画は、デジタル技術の進化や労働力不足といった環境変化に対応するため、DX(デジタルトランスフォーメーション)と人的資本への投資を重視しています。特に、DXを通じて業務効率を向上させ、顧客満足度を高めることを目指しています。
また、同社は生産性向上と未来への投資を重点領域としています。医療機器の安定供給を支えるロジスティクス基盤の強化や、新規事業の育成、外部連携の促進、サステナビリティの確保に取り組んでいます。特に、タイ王国でのビジネス基盤の確立や、クリニック向けビジネスの拡大を進めています。
2030年に向けた「VISION2030」では、国内最高の医療機器商社を目指し、営業利益の20%を海外から獲得すること、30以上の新製品・サービスを市場に投入することを掲げています。これにより、オルバヘルスケアホールディングスは、医療と介護の分野でのリーダーシップを強化し、持続可能な社会の実現に貢献することを目指しています。