事業内容
沿革・会社概要
Alarm.com Holdings, Inc.(アラームドットコムホールディングス、以下Alarm.com)は、住宅や企業を対象にした、クラウドベースのセキュリティサービスを提供する企業。ビデオ監視、自動化、エネルギー管理、ウェルネスソリューションなど、スマート住宅および商業施設向けの包括的なクラウドベースのソリューションを運営している。Alarm.comは、もともと2000年にMicroStrategy Incorporatedの事業部門として設立された。2009年にABS Capital Partnersによって買収されたのち、2015年6月NASDAQへ株式上場を果たす。
2017年には「ObjectVideo」を買収した。ObjectVideoは、ビデオ解析とコンピュータビジョンの分野におけるパイオニアであり、リアルタイムでビデオストリームから意味とインテリジェンスを抽出し、物体追跡、パターン認識、および活動の識別を可能にする技術を持つ「Connect」の事業部門を買収することに成功した。Alarm.comは住宅セキュリティ能力を画像処理によって向上させることを目指している。
事業内容・サービス内容
何百万人もの不動産所有者が、Alarm.comのテクノロジーを利用して、住宅や商業施設のインテリジェントなセキュリティ、自動化、管理を行っている。2019年度だけでも、Alarm.comのプラットフォームは、1億台以上の接続デバイスによって生成された2,000億以上のデータポイントを処理してきた。このような規模の加入者数、接続デバイス、データ操作により、Alarm.comは不動産市場のリーダー企業に成長しつつある。
Alarm.comのソリューションは、住宅と商業施設の両方をより安全に、よりスマートに、より効率的にするように設計されたものだ。Alarm.comのサービス・プロバイダー・パートナーは、Alarm.comのインタラクティブ・セキュリティ、ビデオ監視、インテリジェント・オートメーション、エネルギー管理、およびウェルネス・ソリューションを、スタンドアロンの製品として、または組み合わせたソリューションとして、幅広い顧客のニーズに対応している。
Alarm.comのサービスの加入者は、Amazon EchoやGoogle Home、Apple Watchのようなウェアラブルデバイス、Apple TVやAmazon Fire TVのようなテレビアプリケーションなど、Alarm.comのモバイルアプリ、ウェブサイト、エンゲージメントプラットフォームのファミリーを介して、セキュリティが必要な場所に簡単にアクセスすることが可能となっている。
ビジネスモデル
Alarm.comのソリューションは、ソリューションの販売、インストール、サポートの専門家である9,000社以上の信頼できるサービスプロバイダーの確立されたネットワークを通じて提供されているものだ。
Alarm.comは主に、サービスプロバイダーのパートナーを通じて、SaaS(Software-as-a-Service)やライセンス収入を得ていて、パートナーはこれらのサービスを再販し、毎月の料金をAlarm.comに支払っている。
また、サービス・プロバイダ・パートナーや代理店からは、ハードウェアの販売およびその他の収益を得ている。
Alarm.comのハードウェアの販売には、ビデオカメラ、ビデオレコーダー、ゲートウェイモジュール、スマートサーモスタットなど、当社のサービスを可能にする接続機器が含まれる。