事業内容
沿革・企業概要
Cryoport Inc. Cryoport, Inc. (以下、Cryoport )は、バイオファーマ、生殖医療、動物の健康市場をサポートするライフサイエンスサービス企業である。
Cryoport は、高度に差別化された温度管理されたロジスティクス、高度なパッケージングとインフォマティクス、バイオストレージサービスを含む重要なソリューションの独自のプラットフォームを提供することで、ライフサイエンス業界のロジスティクスを革新していく。
Cryoport は、もともと、1990年5月25日にG.T.5-Limited(以下「GT5」)の名称で設立されたネバダ州の法人でった。2005年3月15日に株式交換契約に関連して、社名をCryoport, Inc.に変更し、普通株式200,901株(取引終了後の発行済株式総数の約81%)と引き換えに、カリフォルニア州法人であるCryoport Systems, Inc.の発行済普通株式の全てを取得したことで現在の社名となった。Cryoport Systems, Inc.は、1999年にカリフォルニア州の有限責任会社として設立され、その後2000年12月11日にカリフォルニア州の法人に組織変更されたが、現在もCryoport, Inc.の下で事業を行っている。
Cryoport の製品、サービス、そして他に類を見ない専門知識により、顧客は細胞をベースにした材料や医薬品、その他のライフサイエンス商品を適切に温度管理された状態で出荷、保管、配送することができる。Cryoportでは、成功のためには従業員の努力が不可欠であると考えており、経験と専門知識を持った強力な経営陣を集めている。今後もグローバルな成長戦略を遂行するために、必要に応じて人員を追加採用することを想定しており、2019年12月31日現在、社員125名、コンサルタント3名を雇用している。
製品・サービス
包括的で技術を中心としたシステムとソリューションで構成されるCryoport の先進的なプラットフォームは、米国食品医薬品局(FDA)やその他の国際的な規制機関によって規制されている商業的な生物学的製剤や細胞ベースの製品や治療法の世界的な大量流通をサポートするように設計されている。Cryoport では、南北アメリカ、EMEA(ヨーロッパ、中東、アフリカ)、APAC(アジア太平洋)地域での流通をサポートしている。
Cryoportのソリューションは、前臨床試験、臨床試験、生物学的製剤ライセンス申請(BLA)、治験薬申請(IND)、FDAへの新薬申請(NDA)をサポートするように設計されていて、厳しい規制遵守と品質保証が義務付けられている他国で開始されたグローバルな臨床試験もサポートすることができる。 Cryoport の業界標準を設定する『Chain of ComplianceTMソリューション』は、単一のデータストリームに「状態の連鎖」や「保管の連鎖」情報などの重要な分析を含み、お客様がそれぞれの商品を継続的に監視することを可能とする。 さらに、Cryoport の『Chain of ComplianceTM規格』は、使用されている機器や使用されているプロセスの完全なトレーサビリティを保証し、お客様のリスクを最小限に抑え、世界市場に導入されるそれぞれの新しい生物製剤やその他の製品、治療法の成功を最大化するという目標をさらにサポートすることができる。
Cryoport の『Cryoport Express』ソリューションの最も重要な特徴の一つは、洗練されたクラウドベースの物流管理プラットフォームである。このプラットフォームは、『Cryoportal Logistics Management Platform(以下、「Cryoportal」)』のブランド名で提供されている。 「Cryoportal」には、注文入力、書類作成、通関書類作成、宅配便管理、ほぼリアルタイムの出荷追跡とモニタリング、問題解決、および規制コンプライアンス要件が含まれている。さらに、『SmartPak™状態監視システム(「SmartPakTM」)』によって収集されたデータを介して、すべての出荷に対して、情報のダッシュボードと検証文書を提供することができる。