事業内容
内外テック株式会社とその連結子会社2社、内外エレクトロニクス株式会社および納宜伽義機材(上海)商貿有限公司は、半導体メーカーや電子機器メーカーなどを主要取引先として、販売事業と受託製造事業を展開しています。同社は、空気圧機器、真空機器、温度調節機器などの各種コンポーネンツおよび装置を国内メーカーから仕入れ、国内外のユーザー企業に販売しています。特に、納宜伽義機材(上海)商貿有限公司は、中国現地の日系および現地企業に向けて販売を行っています。
一方、内外エレクトロニクス株式会社は、装置組立や受託加工、工程管理、情報機器組立、保守・メンテナンスなどの受託製造事業を手掛けており、半導体や電子機器メーカーのニーズに応えています。
内外テックグループは、トータルサプライチェーンプランナー企業として、販売事業と受託製造事業における研究開発(R&D)、製造、保守・メンテナンス、商社機能を組み合わせた総合力で、顧客の多様なニーズに対応している点が特徴です。これにより、同社グループは、顧客に対して総合的なソリューションを提供することを事業戦略としています。
経営方針
内外テック株式会社は、半導体市場やデジタルトランスフォーメーション(DX)、グリーントランスフォーメーション(GX)などの分野での需要拡大を背景に、中長期的な成長を目指しています。同社グループは、「高真空分野のNo.1プロバイダー」を目標に掲げ、熱の応用技術分野でのコア技術獲得やサプライヤーとの協業を進めています。また、積極的な設備投資と人材育成・獲得により、半導体市場への貢献を目指しています。
受託製造事業では、マニュファクチャリング・ソリューション事業、フィールド・ソリューション事業、テクニカル・ソリューション事業の3つのサブ・ポートフォリオに区分し、投資効率の向上と収益性の強化を図っています。中期経営計画(2021年4月〜2024年3月)では、売上高、営業利益、自己資本比率、自己資本利益率(ROE)を指標として設定し、経営目標の達成を目指しています。
経営基盤の強化に向けて、R&D機能、製造機能、保守・メンテナンス機能、商社機能の4つの機能を充実させ、グループシナジーを最大限に発揮することを目指しています。これにより、内外テックグループは、顧客のニーズや課題解決に取り組み、市場における優位性を構築していく方針です。
さらに、人材育成や多様性の確保、感染症や事業環境の変化への耐性強化、経営管理体制の強化など、組織全体の強化にも注力しています。サステナビリティに関する取り組みも重視し、持続可能な事業成長を目指しています。これらの戦略を通じて、内外テックグループは、変化する市場環境に対応し、中長期的な成長を実現していく方針です。