事業内容
電算グループは、電算およびその連結子会社である株式会社ティー・エム・アール・システムズによって構成されています。このグループは、公共分野と産業分野の2つのセグメントに分けられ、情報処理事業を中心に展開しています。具体的には、情報処理・通信サービス、ソフトウェア開発・システム提供サービス、システム機器販売などのサービスを提供しています。
公共分野では、地方公共団体や関連団体向けに、システム提供サービスや機器システム・用品販売、情報処理サービス、データセンターサービスなどを提供しています。一方、産業分野では、民間企業や医療・福祉機関向けにソフトウェア開発、機器システム・用品販売、情報処理サービス、データセンターサービスを提供しており、一般個人向けにはインターネットサービスも提供しています。
電算グループは、顧客のICTライフサイクル全体にわたって、ワンストップトータルソリューションを提供しています。これには、評価コンサルティング、システム設計・開発、システム提供、保守、運用サービスが含まれます。主要な取引先は、長野県・新潟県及び首都圏を中心に、全国の地方公共団体、民間企業、医療機関、諸団体などです。
サービスの具体例としては、「avis」という名称のインターネットサービスプロバイダ事業、総合行政情報システム「Reams」、リース業務パッケージ、販売管理システム「AltusⅡ」、広告管理システム、AI外観検査システム「Observe AI」、総合健診システム「C&I PREST」、IVF管理システム「wish」などがあります。これらのサービスを通じて、電算グループは幅広い顧客ニーズに応えています。
経営方針
電算は、情報技術を活用して顧客に高品質なサービスを提供することを目指しています。その経営方針には、「お客様にワンランク上の仕事を」「人々の生活に便利さを」提供することが掲げられています。また、同社は「頼りになる企業」であり続けること、社員が高い志を持ち、創造性を発揮すること、誠実かつフェアな行動をとること、仕事に感動を吹き込むこと、そして利益ある事業成長を目指すことを仕事の価値観としています。
経営戦略として、電算はデジタル社会の実現やデジタル田園都市国家構想の推進、健康医療福祉分野の成長など、社会の変化に対応したサービスの提供を目指しています。これには、公共分野での標準仕様に準拠したシステムの開発、産業分野でのリース業務パッケージやAI製品の拡販などが含まれます。また、新技術への対応力と開発力の向上、人材の確保と育成にも力を入れています。
優先的に対処すべき課題としては、自治体情報システムの標準化・共有化への対応、成長企業の基盤構築、既存事業の競争力強化、システム開発の品質・生産性向上、DX人材の確保及び積極的な人材育成、新技術の調査研究とサービス提供、データセンターでの提供サービスの充実などが挙げられます。
電算は、これらの戦略と課題に対応することで、持続可能な成長を目指し、顧客や社会からのニーズに応える企業であり続けることを目標としています。