事業内容
ディー・エル・イーは、IP(知的財産)の新規開発から、ソーシャル・キャラクターを活用したマーケティング・サービス、スマートフォンアプリの企画開発、映像コンテンツの企画製作、メディア展開プランの策定・実行までを一貫して手掛けるファスト・エンタテインメント事業を展開しています。同社は、インターネット時代に求められる「いつでも、どこでも、すぐに」楽しめる手軽なエンタテインメントを提供しています。
具体的には、ディー・エル・イーは、自社または他社が保有するIPを用いて、映像コンテンツ(アニメーションやスマートフォンアプリなど)の企画開発・制作を行い、テレビ、ウェブ、映画などのメディア展開、グッズ販売、ゲーム化、イベント運営、海外展開などを通じて、制作収入やプロモーション収入を得ています。また、ソーシャル・キャラクターを用いたマーケティング・サービスを提供し、広告・マーケティング収入を得るほか、スマートフォンアプリやSNS向けゲーム・スタンプの企画開発を行い、課金収入やライセンス収入を得ています。
さらに、映画興行による配給収入、製作委員会からの分配金収入、ライセンシーからのライセンス料、グッズ販売による小売収入、アフィリエイト収入など、多岐にわたる収入源を持っています。ディー・エル・イーは、短納期かつ低コストで大量のIPを生産し、国内外での事業展開を行っており、特に「秘密結社 鷹の爪」や「パンパカパンツ」などのオリジナルIPを中心に、幅広いメディアで展開しています。
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経営方針
ディー・エル・イーは、日本および世界市場におけるIP・コンテンツ・ブランドビジネスのリーダーを目指しています。同社は、売上高営業利益率とキャッシュフロー経営を重要な経営指標とし、効率的かつ収益性の高い経営を目指しています。インターネットの進化、スマートデバイスの普及、ソーシャルメディアや動画配信サイトの成長など、変化するメディア環境に対応するため、ディー・エル・イーは以下の戦略を推進しています。
まず、IPの保有と迅速な意思決定を重視しています。新規IPの開発においては、製作委員会を通じてIPを保有し、柔軟な意思決定を可能にすることを目指しています。次に、新規IPの量産とプロデュースに注力し、特定メディアへのアプローチを重要視しています。メディアネットワークと低コストの制作システムを活用し、新規IPを迅速に市場に投入しています。
さらに、新しい知的財産権ビジネスの開発にも取り組んでいます。ソーシャル・キャラクターや保有ブランドを活用したマーケティング・サービスや、デジタル商品のライセンシングにより、新たな収益源を開拓しています。また、人材登用と能力開発にも力を入れており、事業拡大やグローバル展開に対応できる人材の確保と育成を進めています。
最後に、朝日放送グループホールディングスとの資本業務提携を通じて、テレビやラジオなどのメディア資産を活用した新規ビジネスの展開を図っています。ディー・エル・イーは、これらの戦略を通じて、ファスト・エンタテインメント事業の推進と、革新的なエンタテインメントやコミュニケーションの創造を目指しています。